人には幸福レベルというものがあり、そのレベルに応じて特徴や傾向が違うのだそうです。
だから、話が合う人、話がすれ違ってしまう人、一緒に居たい人、何となく苦手な人。人との関係性は、自分とのレベルが近いか、大きく離れているかで生じるというのです。
『幸福のための人間のレベル論』
著者は、バンドマン、ホスト業界を経て、現在は女性向けの恋愛カウンセラーとして活動されている方が書かれた本です。各レベルの特徴、より幸せを感じるための考え方が紹介されています
私が共感したり、今後意識していこうと思ったものを3つ紹介します。
考え方が運命を変える
「良いことしていれば報われる」、「因果応報」、「言霊(言葉にしたことは、現実になる)」の話を聞いて、「よし、日ごろの行いを改めよう」とか思うけど、なかなか続かない。ほんとにこんなことして何かあるのかな・・・
マザーテレサの言葉が分かりやすいと思いますので、左記に記載させていただきます。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
これまでの思考(考え方、気持ち)が「性格」や「運命」にまで影響していることを、丁寧に説明してくれた言葉だなと思います。これで「思考」から変えないといけないと納得しました。
幸せは、世間体や人の評価になっていないか!?
「さすが」、「知らなかったです」、「すごい・素晴らしい」、「センスありますね」、「そうなんですか」って言ってもらえたら、気分が良くなります。これが、「営業のさしすせそ」だと分かっていても、ほめられたら嬉しい気持ちになります。
これはでは、「幸せ」=「人から認められること、評価されること」
幸せだと感じるのは、世間や人からの評価が得られたときになっていないだろうか?もし、高評価が得られたとしても、評価を保ち続けるために頑張るのか?もっとほめられるために、顔色をうかがうのか?
人から与えられる幸せは、求めてばかりで疲れます。(与える方も、くれくれ!では疲れます)
幸せは、自分で生み出せないか。自分は何に幸せを感じるのか?それが分からないと何をすればいいのか分からない。
自分の幸せのために、自分を知る
志望理由書、面接、エントリーシート、履歴書などなど、書くために、まずは「自己理解」が大切と言われてます。
得意なことは?苦手なことは?好きなことは?嫌いなことは?怒ることは?などなど
なんで得意なの?なんで苦手なの?なんで好きなの?なんで嫌いなの?なんで怒るの?などなど
何が正解なの?いやいや、正解なんてないよって言われるけど、じゃあ、それって自分を理解できたの?自分を知れたの?意味あるの?
では、「なぜ」問いかけを自分に繰り返すことが必要なのか。
それは、自分のことを深く知るためでもありますが、「考える力」を取り戻すためでもあるんですよ。
自分のことを知ることができれば、最高。だけど、「考える」ことに意味があるのなら、たとえ正解が得られなくともやってみよう。そんなふうに思えました。
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